『静かな人の戦略書』:内向型の私を勇気づける一冊

暮らしのこと

書店でおすすめされていたので、『静かな人の戦略書』を手に取ってみました。

「静かで控えめ」は賢者の戦略

この本の帯より

だなんて、かっこよすぎませんか?!

私は30代も半ばになり、自分なりの組織での立ち振る舞い方や仕事のやり方がなんとなく確立できてきました。

しかし、この本が気になったのは「外向型の明るい人」や「仲間をどんどん巻き込んでいける人」の方が仕事ができるような気がする、まだ心のどこかで感じていたから

読んだ結果、内向型の私はとっても勇気づけられる1冊でした。

なんとなく昔から話の中心にいる外向型の人がうらやましい、スピーチが上手な人がうらやましい、など思ったことのある方は、読むといい発見があるのではないでしょうか。

本書にはたくさんのヒントが書いてありましたが、特に私に響いたのは以下の3つです。

外向型になろうとする必要はないし、得策ではない

外向型の方が注目を集め、社会で活躍できる…ような気がしていましたが、そんなことはないと本書では様々な例を挙げ、説明されています。

「内向型には内向型の力が備わっており、それを発揮すればよい」と。

活躍するための武器もたくさん紹介されています。用意周到であること、聞く力が優れていること、文章を武器にすること、など。

私自身にも当てはまる点が多くあり、確かに無理して外向型の人間のように振舞っても疲れるし、そもそも向いていないので、うまくいかなかった…と落ち込むことも過去に多々ありました。

外向型を目指す必要はないのだと自信を持つことができると、なんだか肩の荷が下りる気がします

己の性質を受け入れて、長所を生かす

内向型であっても、人とコミュニケーションを取らないといけない仕事は多いでしょう。

私も本書で紹介されている内向型人間の特徴に合致する点が多くありましたが、同時に内向型人間の得意とすることにも合致する点が多くありました

その場のアドリブより会議などでもきちんと準備する、1対1で話を進めるのが得意、など。

相手と対面することは億劫に感じても電話やチャットなら割とコミュニケーションも上手にできる方だ、という点などはすっと腑に落ちました。

“できる人”と思われたり好かれることより、仕事に信頼関係が大事であることは、身をもって体験しています。

自分の得意なことを伸ばし、得意な方法で勝負すればいいのだと再認識できましたよ♪

戦略と準備で社交の場でもどうにかなる

PART3で述べられている「人前」での立ち振る舞いや著者自身の体験談は共感しっぱなしでした。

イベントがあるというだけで憂鬱になる、独りぼっちになってしまったらどうしよう…、うまく話せなかったらどうしよう…などなど、昔は不安が常にありました。

付き合い方がわかってきた今でも全く不安がないといったら噓になります(笑)

「本当に行く必要があるのか」吟味する、行くなら「無理のない目標」を設定する、人前で話すと緊張するのは「自然な反応と割り切る」、完璧に用意すればいい等、戦略、心構えが紹介されていました。

人付き合いや会社での立ち振る舞いにもやっとしたり、相手の対応を過度に気にしてしまう方には、ぜひ一度読んでみることをオススメします♪ きっと自分に自信が持て、心が落ち着く1冊になるのではないでしょうか。

以上、お読みいただきありがとうございます♪

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